• 2026.06.23
  • 保守・セキュリティ
  • GIVデザインチーム

ドメイン移管でサイトが消える原因|ネームサーバー

「ドメインを別の会社(さくらインターネットなど)に移管したけれど、DNSやネームサーバーって変更しなくても大丈夫?」

結論から言うと、移管しただけではサイトが消えるリスクが残ります。しかもそのリスクは、移管の直後ではなく「しばらく経ってから突然」表面化することがあるため、非常にやっかいです。

この記事では、ドメイン移管とネームサーバーの関係を整理し、サイトを止めずに安全に移管を完了させる手順を解説します。

1.「移管」と「DNS設定」は別物

まず大前提として、ドメイン移管=管理会社(レジストラ)が変わるだけです。たとえばWixからさくらに移管した場合、変わるのは「ドメインの登録を管理している会社」であって、DNSの設定(どこを指すか)は自動では書き換わりません。

ここで重要なのが「ネームサーバー」です。ネームサーバーは「このドメインのDNS設定は、どのサーバーに聞けばいいか」を示す住所のようなもの。移管後も、ネームサーバーが旧管理会社のまま残っていることがよくあります。

2. なぜ「あとから突然」サイトが消えるのか

具体的なシナリオを見てみましょう。

1. WixからさくらへドメインをXX移管した
2. しかしネームサーバーは ns2.wixdns.net`のまま
3. 当面はWixのDNSが応答しているので、サイトは普通に表示される
4. しばらく経ってWix側でそのドメインの管理が外れる
5. その瞬間、WixのDNSが応答しなくなる → 名前解決ができず、サイトが見えなくなる

「移管はとっくに終わったのに、なぜか今になってサイトが落ちた」というのは、この時間差が原因です。移管直後は問題なく見えてしまうため、安心して放置してしまうのが落とし穴です。

3. 安全に移管を完了させる手順

ダウンタイムを最小限にするコツは、「先に新しい側のDNSを完成させてから、ネームサーバーを切り替える」ことです。

3.1 現在のDNSレコードを全部控える

切り替え前に、今のレコードを `nslookup` で洗い出しておきます。

bash
nslookup ドメイン名
nslookup www.ドメイン名
nslookup -type=mx ドメイン名
nslookup -type=txt ドメイン名
nslookup -type=ns ドメイン名

特に重要なのは次の4つです。
– ルートドメインと www のA/CNAMEレコード(Webの向き先)
– MXレコード(メールを使っている場合)
– TXTレコード(SPF、各種サービスの認証)
– 現在のネームサーバー(どこを向いているか)

3.2 移管先のDNSゾーンにレコードを「先に」全部入れる

さくら側のDNSゾーン編集で、控えたレコードをそのまま再現します。Webが外部サービス(STUDIOなど)の場合は、そのAレコードやCNAMEを忘れずに設定します。

3.3 レコードを入れ終えてから、ネームサーバーを切り替える

ここで初めてネームサーバーをさくら(ns1.dns.ne.jp / ns2.dns.ne.jp など)へ変更します。先にレコードを用意しておけば、切り替えと同時に新しい側がそのまま応答するので、サイトもメールも止まりません。

3.4 浸透を待って動作確認

反映には通常数時間、長いと最大48時間程度かかります。Web表示・メール送受信・SSLの3点を確認して完了です。

4. まずは「今どこを向いているか」を確認

移管済みのドメインがある方は、まずこれを実行してみてください。

bash
nslookup -type=ns ドメイン名

ここで旧管理会社のネームサーバー(wixdns.netなど)が返ってくるなら、早めの対応をおすすめします。今は見えていても、いつ落ちてもおかしくない状態だからです。

まとめ

– 移管しただけではDNS/ネームサーバーは変わらない
– ネームサーバーが旧管理会社のまま残ると、あとから突然サイトが消えるリスクがある
– 「先に移管先のDNSを完成 → ネームサーバー切り替え」の順で進めればダウンタイムを防げる
– まずは nslookup -type=ns で現状確認を

ドメイン移管・サーバー移行は、止めずに進めたい

ドメイン移管やサーバー移行は、一歩間違えるとサイトやメールが止まり、事業に直接ダメージが出る作業です。とくに「Webと メールで管理が分かれている」「外部サービスと組み合わせている」ような構成では、見落としが事故につながりやすくなります。

GIVでは、現状のDNS調査から移行計画の設計、切り替え当日の作業、移行後の動作確認までを一貫してサポートしています。「移管したまま放置している」「これから移行するが不安」という方は、ホームページ保守サービスについて、ご相談ください。

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