- 2026.07.08
- 保守・セキュリティ
- GIVデザインチーム
All-in-One WP Migrationで移行できない|容量オーバー対処
WordPressの引っ越しで定番のプラグイン「All-in-One WP Migration」。手軽で便利な反面、サイトを使い込んでいくとエクスポートファイルが数GB単位に肥大化し、こんな壁にぶつかることがあります。
– 無料版のインポート上限(環境により数百MB程度)を超えてアップロードできない
– エクスポート自体が途中で止まる、タイムアウトする
– サーバーの容量を圧迫している
この記事では、バックアップが大きくなる原因と、サイズを減らして移行を成功させる方法を解説します。
1. なぜそんなに大きくなるのか
エクスポートファイルが膨らむ原因は、ほとんどが「本来含めなくていいものまで丸ごと巻き込んでいる」ことにあります。代表的なものは次のとおりです。
– 過去のバックアップファイルそのもの:別のバックアップ系プラグイン(WPVividなど)で取得した過去のバックアップが `wp-content` 内に残っており、それごとエクスポートに含まれてしまう(バックアップの入れ子)
– 大量のメディア:高解像度のまま蓄積された画像・動画
– キャッシュやログ:キャッシュ系プラグインの生成ファイル、デバッグログ
– 使っていない旧テーマ・旧プラグインの残骸
特に多いのが1つ目です。バックアップの中にさらに過去のバックアップが入っている状態で、ここを掃除するだけで一気に軽くなるケースは珍しくありません。
2. サイズを減らす手順
2.1 . 不要なバックアップ・ログを削除する
まず wp-content配下を確認し、他のバックアッププラグインが残した古いバックアップファイルを削除します。デバッグログ(debug.log)が肥大化していれば、それも整理します。
2.2. エクスポート時に「除外設定」を使う
All-in-One WP Migrationのエクスポート画面には「高度なオプション」があり、特定の項目を除外できます。
– スパムコメントを除外
– リビジョン(更新履歴)を除外
– キャッシュを除外
– 不要なメディアやディレクトリを除外
履歴やキャッシュは移行先で再生成できるものが多いので、思い切って外すとサイズを大きく削減できます。
2.3. メディアを別経路で移す
画像・動画が容量の大半を占めている場合は、メディアだけをFTPで wp-content/uploadsごと手動コピーし、データベースとファイルは軽量化したエクスポートで移す、という分割方式も有効です。
2.4. それでも上限を超えるなら
軽量化してもインポート上限に引っかかる場合は、サーバー側の upload_max_filesize / post_max_size を引き上げる、あるいはFTP経由でファイルを直接設置してインポートする方法に切り替えます。プラグインに頼らず、データベースのエクスポート+ファイルのFTP転送という「手動移行」のほうが、結果的に確実で速いこともあります。
3. 移行の前に必ずバックアップとローカル検証を
移行作業は、本番に直接手を入れると失敗時のダメージが大きい作業です。作業前に完全なバックアップを取り、可能ならローカル環境(MAMPなど)や検証用サブドメインで一度通してから本番に臨むのが安全です。
なお、移行直後はプラグインのバージョン非互換によるエラー(古いACFやSEO系プラグインのデータベース不整合など)が出ることもあります。移行が「ファイルを運べば終わり」ではないのは、こうした後処理があるためです。
まとめ
– エクスポートが肥大化する主因は、過去のバックアップやキャッシュ・ログの巻き込み
– まず不要ファイルを掃除し、エクスポートの除外設定で履歴・キャッシュを外す
– 容量が大きいメディアはFTPで分割して移す
– 上限を超える場合は手動移行が確実なことも多い
– 作業前のバックアップとローカル検証は必須
WordPressの移行・引っ越し、丸ごとお任せください
サイトの移行は、容量の問題だけでなく、移行後のバージョン非互換やDNS切り替えなど、見えにくい落とし穴が多い作業です。途中で止まって何時間も溶かしてしまった、という相談は少なくありません。
GIVでは、WordPressのサーバー移行・引っ越しを、事前バックアップ・検証環境での確認・移行後の動作チェックまで含めて代行・サポートしています。「容量が大きすぎて移せない」「安全に引っ越したい」という方は、現状の確認からお手伝いします。詳しくは、弊社のホームページ保守サービスについてをご確認、ご相談ください。
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