• 2025.10.20
  • Web技術
  • GIVデザインチーム

ホームページ制作を成功させるためのコンテンツ設計のポイント|情報設計・導線・チェックリスト

こんにちは、デザイナーの高山です。
いつもブログを読んでくださりありがとうございます!

前回は、ホームページ制作におけるゴール設定とターゲットの考え方を解説しました。
ホームページ制作を成功させるためのゴール設定とターゲットの考え方

今回はその次のステップ、**コンテンツ設計(情報設計)**です。
ゴールとターゲットが決まったら、いよいよ「何を、どんな順番で、どう伝えるか」=サイトマップと導線設計を固めます。ここがしっかりしているかどうかで、サイトの成果は大きく変わります。


1. コンテンツ設計とは?(サイトマップ+導線=“中身の地図”)

コンテンツ設計=ホームページの“中身の地図”づくり
どんなページが必要か(サイトマップ)、各ページで何を伝えるか(情報設計)、どの順番で読ませるか(導線設計・CTA)を決めます。

業種別の基本例:

  • 会社案内サイト:サービス内容 → 実績 → よくある質問 → お問い合わせ(CTA)
  • 店舗サイト:メニュー → 店内写真 → アクセス → 予約(CTA)
  • 採用サイト:理念 → 社員インタビュー → 募集要項 → 応募フォーム(CTA)

目的(ゴール)により、見せ方も導線も変わります。


2. コンテンツを整理する3つの視点

(1) 伝えたいこと vs. 知りたいこと

企業が「伝えたいこと」だけを並べても、ユーザーの「知りたいこと」を満たせなければ離脱します。
前回のターゲット設定を土台に、「ユーザーは何を調べに来るのか?」から逆算しましょう。

成功例:サービスページに料金・導入までの流れ・FAQを明記 → 問い合わせ率が向上。
失敗例:「企業理念・沿革」を強調しすぎて具体サービスが不明 → 離脱率が高止まり。


(2) 情報の優先順位をつける(モバイル起点で)

1ページに詰め込まず、重要→補足の順で配置。
モバイルでは**上から下が“読まれる順番”**です。

チェックポイント

  • ファーストビューで何を伝える?(価値提案/USP)
  • すぐ行動できる**CTA(問い合わせ・予約)**はある?
  • 同じ情報を重複していない?

(3) ストーリーフローで“読む理由”をつくる

単なる情報の並びではなく、物語の流れで構成すると伝わります。

型(中小企業・サービス業に特に有効)

  1. 共感:「こんなお悩みはありませんか?」
  2. 解決策:「私たちにできること」
  3. 価値の根拠:「選ばれる理由/プロセス」
  4. 安心材料:「実績・お客様の声・FAQ」
  5. 行動促進:「お問い合わせ・見積もり(CTA)」

3. コンテンツ設計チェックリスト(保存版)

【1. 目的・導線編】

  • サイト全体のゴールが明確
  • 各ページに**具体的行動(CTA)**がある
  • ページ末尾で次の行動を促している
  • CV(問い合わせ・購入)までの流れが短い

【2. 情報構成編】

  • 構成に意味のある順序がある
  • いまどのページかナビで分かる
  • 1ページの情報量が過多でない(見出しで分割)
  • 重要情報が折りたたみや下部に埋没していない
  • 同内容の重複がない

【3. ユーザー視点編】

  • ユーザーニーズを優先(ターゲット別の悩み・課題に回答)
  • FAQ/事例で不安を先回り解消
  • 専門用語を言い換え/図解で補助
  • モバイルで見やすい(改行・余白・フォント)

【4. 信頼性・安心感編】

  • 実績・事例・声がある
  • 運営者情報(会社概要・所在地・代表名)が明記
  • 写真の信頼感(実在感ある素材・撮影基準)

【5. SEO・更新性編】

  • タイトル/H1/H2が内容と一致
  • 重要キーワードを自然に本文へ(例:コンテンツ設計/情報設計/サイトマップ/導線/CTA/SEO)
  • CMS構成が更新しやすい(カテゴリ・タグの設計)

【6. 印象・使いやすさ編】

  • ファーストビューで提供価値が即伝わる
  • 写真・アイコン・ボタンのトーンが統一
  • 読了後に次アクションが明確

✅ 最低限チェック5項目

  1. ゴール明確 / 2) 対象明確 / 3) CTA設計 / 4) 実績・根拠 / 5) モバイル最適化

4. コンテンツ設計の実例(成功パターン)

🏠 リフォーム・工務店

  • 事例をカテゴリで整理
  • ビフォーアフター+お客様の声で安心感
  • 事例末尾から無料見積もりCTAへ自然導線

🍴 飲食店

  • メニュー写真中心 → 店内雰囲気 → アクセス → 予約
  • モバイル可読性(画像比率・価格の視認性)で予約増

🧑‍💼 採用サイト

  • 理念 → 社員インタビュー → 募集要項 → 応募フォーム
  • 若年層向けにSNS風の軽さを適度に

5. まとめ|“伝わる・動かす”サイトは情報設計で決まる

デザインに入る前に、まずは以下の3点を固めましょう。

  • ユーザーが知りたい情報を中心に構成
  • 優先順位(上から重要→補足)
  • ストーリーの流れ(共感→解決策→根拠→安心→行動)

これができると、見た目だけでなく成果につながるホームページに近づきます。


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