• 2025.08.01
  • Web技術
  • GIVデザインチーム

「◯◯で検索1位にしたい」は現実的?

地域ビジネスがまず考えるべきキーワード戦略

「◯◯で検索1位にしたいんです」

ホームページ制作やリニューアルのご相談で、よく聞くご希望のひとつです。でも実はこの「1位になりたい」という願いには、少しだけ現実とのギャップがあるんです。

今回は、GIVが埼玉県内を中心に中小企業さまのホームページ運用をサポートする中で感じる、検索キーワードの考え方と、地域ビジネスに必要なSEO戦略についてお話しします。

1.「◯◯で検索1位にしたい」は全国で戦うということ

たとえば、「◯◯(業種名)」という単体のキーワードで1位を目指すとどうなるか。これは全国の同業すべてと競うということを意味します。例えば、弊社が「ホームページ制作」で検索エンジンで1位になることは、恐らくないでしょう。

すでに長年運営されている法人サイトやポータルサイト、検索エンジンが優遇する強いドメインがたくさんあり、立ち上げたばかりのホームページがその中で1位を取るのはほぼ不可能に近いです。

そして実際、検索する人も「◯◯」だけで調べることは少なく、たいていは「地域名+業種」や「具体的な悩み」を含めた検索をします。

2.地域ビジネスこそ「エリア+サービス名」の設計が重要

特に、地元に根ざしたサービスを提供している方にとっては、「エリア名+業種・サービス内容」でキーワードを設計することが基本です。

「川越市 相続相談 行政書士」
「所沢 建設業許可 申請代行」
「上尾市 ホームページ制作」

こうした地域+具体的なサービス名は、検索する人の意図ともマッチして、問い合わせにつながりやすく、上位表示もしやすくなります。ただ、ですよね、、

3.“キーワードを絞る”ことは、むしろお客さまを見つけやすくすること

「絞るとお客さんが減る気がする」という声もあります。実際、私もこの業界に携わる前、企業したときは、川越エリアで絞りたいけど、でも、お客様の数を考えると、県内全域にしたいな、何なら関東まで広げたい!なんて思いました。でも実際には、絞り込むことで、検索で見つけてもらいやすくなり、むしろ問い合わせは増えやすくなるんです。

たとえば、「上尾市 相続相談 税理士」で検索している人に、「上尾市で相続に詳しい税理士です」というページが出てきたら、安心してクリックされますよね。

「たくさんの人に見てもらいたい」気持ちはとても大事ですが、でもその前に、“見つけてほしい人に届いているか?”を考えることがもっと大事なんです。

4.GIVも、まずは「川越」で結果を出し、少しずつ広げています

ということで、まだまだ、素敵な制作会社様が、川越にもたくさんあるので、まだまだ順位は低いですが、私たちGIVも、「川越 ホームページ制作」で上位表示を目指してスタートしました。そこからブログや事例を積み上げることで、今では「埼玉 ホームページ制作」といった広いキーワードでも検索されるようになりつつあります。
まずは“地域に強くなる”ことが、広がるきっかけになると実感しています。わかっていても難しいのですけどね。

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