• 2025.09.05
  • GIV Way
  • GIVデザインチーム

地域から愛される企業を作るために、私たちができること〜Part 4:~「“やさしさ“が、社外へと広がっていくとき」〜

社内で育まれてきた “やさしさ” や “想いを尊重する空気” は、やがて社外へも広がりはじめました。それは、GIVが地域の中でどのように関わっていくか、という新たなチャレンジでもありました。

私たち GIV(ジーアイブイ)は、埼玉県川越市にある小さなデザイン会社です。ホームページ制作やWebデザイン、IT支援・セキュリティに関わる業務を通じて、地域の企業や団体と向き合ってきました。

でも、私たちはただ「美しいものをつくる」ことだけを仕事にしているわけではありません。誰かの想いを、そっと伝えること。そのやさしさを、社会へと届けていくこと。それが、私たちが日々の仕事の中で大切にしていることのひとつです。

埼玉県で「ヘルプマーク普及大使」が誕生。少しずつ広がっていった輪

その後、県内の議員の方々や埼玉県庁の福祉課の方と何度も話し合いを重ね、2022年には「ヘルプマーク普及大使」が創設されました。

今では、企業研修やESG講演などを通して、県外にもこの活動が広がりつつあります。

一人ではできなかったことも、想いを共有する仲間の存在があったからこそ、少しずつ形になってきました。

そして出会った「青いハート」という活動

そんな中で知ったのが、青いハートをシンボルマークにした「プラスハートアクション」という活動です。

もともとは、2020年に大阪の医療法人・白鳳会が、コロナ禍に立ち上げたもので、“困っている人を見かけたら、そっと手を差し伸べよう“という想いを「青いハート」のシンボルに込めて広めていく取り組みです。

その趣旨に深く共感した私たちは、2022年から川越でのオリジナル展開をスタートしました。

地域に根ざした活動として、川越のまちに「やさしさの循環」を広げていくことを目指しています。

川越というまちで、広がりはじめた“やさしさ“の輪

この活動の最大の特徴は、地域の方々の協力があってこそ成り立っていることです。

私たちの想いをお伝えしたところ、花手水で有名な川越市内の寺院の副住職が活動に強く賛同してくださり、「青いハートの想いを花手水で表現する」ことをご提案したところ、快く賛成していただきました。

さらに、ヘルプマークを模した花手水は奉納という形でご協力くださり、実現へとつながりました。

その美しい花手水の写真がSNSで拡散され、「初めてヘルプマークの意味を知りました」「青いハートの活動、素敵ですね」といった声が届くようになりました。

そして、地域の和菓子店さんが青いハートの和菓子を、ハンドメイド作家さんたちがキーホルダーやヘアゴムを制作してくださっています。

収益はすべて、子ども食堂へ寄付

こうして生まれたグッズの収益や寺院での奉納金は、すべて地元の子ども食堂に寄付されています。

「誰かのために」と作られたものが、また別の誰かの笑顔につながっていく。

そんなやさしさのバトンが、今、川越のまちに少しずつ広がってきていると感じています。

私たちGIVはこの取り組みに関われていることを、心から誇りに思います。 SNSでの発信やチラシ・記事制作など、ホームページ制作やデザインの力を通じて、地域の想いを広げるサポートをしています。

「デザインする」ということの本質

GIVは、ホームページやロゴなどを制作する「デザイン会社」です。

でも、ただ美しいものを作るのではなく、誰かの想いをかたちにし、必要とする人にそっと届けること。

人の想いに寄り添い、やさしさを社会に広げていくこと。

それこそが、私たちにできるデザインの本質だと考えています。

フォトコンテストという新たな一歩

2025年夏には、全国から参加できる「青いハートのフォトコンテスト」も開催しました(現在は終了)。

やさしさの瞬間を切り取った、たくさんの写真とともに、「この活動を知って、自分もやさしくありたいと思った」というメッセージが各地から届きました。

やさしさは、目に見えなくても、確かに伝わるもの。

そう実感できる、とてもあたたかい取り組みとなりました。

次回、最終章となるPart 5では、GIVの企業理念である「GIV-ing back to ALL(すべての人への恩返し)」に込めた想いと、私たちが考えるこれからの企業のあり方について、綴っていきたいと思います。

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