• 2025.08.19
  • GIV Way
  • GIVデザインチーム

地域から愛される企業を作るために、私たちができること〜Part 3:「“やさしさ“が文化になる場所へ——GIV Wayという私たちの約束」〜

埼玉県川越市にあるGIV株式会社は、Webデザイン・ホームページ制作・IT支援・セキュリティなどを手がける小さなデザイン会社です。けれど、GIVの強みは「デザインの技術」だけではありません。

それ以上に、“人と人との関係性を大切にする文化“が根付いている会社だと、私は思っています。

それは、私自身が「社外取締役」という立場で関わりながらも、線維筋痛症という“見えない病気“を抱えたひとりの人間として受け入れてもらっているからこそ、強く感じることができているのです。

行動指針「GIV Way」は、理念を日常に落とし込むための道しるべ

GIVでは、社員一人ひとりが大切にしている5つの行動指針があります。それが「GIV Way」です。

・言葉を大切にする
・ワクワクを見つける
・自分の意見を言う
・人を尊重する
・「ありがとう」を伝える

この指針は、単なるスローガンではなく、GIVという組織のなかで“当たり前に交わされるやりとり“を丁寧に言葉にしたものです。

会議で誰かの体調を気づかう言葉がある。納期が迫っていても「無理はしないでね」「何かできることある?」と声をかける人がいる。

思ったことを遠慮なく言っても、ちゃんと受け止めてもらえる空気がある。 そんな日常のひとつひとつに、GIV Wayの精神が息づいていると感じています。

文化は「制度」ではなく、「空気」から生まれる

たとえば、GIVでは体調が優れないときにはテレワークに切り替えたり、オフィスのリラックスブースで体を休めたりといったサポート制度も整っています。

ですが、私はこれまでに、制度はあっても「実際には使いづらい」と感じる職場を多く見てきました。

・「休んでもいい」と言われながらも、周囲の目が気になって申し出られない
・利用しただけで「やる気がない」と思われてしまう
・本音を伝えることが「空気を読めない」と捉えられてしまう

そういった「形式的な制度」は、残念ながらまだ多くの会社に存在しています。制度は“あること“よりも、“誰もが使える雰囲気“があるかどうかが何よりも大切なのです。

その点、GIVでは「この制度を使っても大丈夫かな?」と迷うことがありません。なぜなら、制度を使うことが“特別なこと“ではなく、“当たり前“として受け入れられている空気があるからです。

「今日は横になったまま会議に出ます」と私が伝えたとき、誰も驚いた顔はせず、「無理せずいきましょうね」と自然に言葉を返してくれた仲間がいました。

この“空気の違い“が、GIVという会社の文化を象徴しているように思います。

川越という地域で、共に生きていくということ

GIVがこうした価値観を大切にする背景には、「川越という地域に根ざした企業である」という意識があります。大企業ではなく、地域の中小企業や個人事業主の方々と向き合い、Web制作やIT支援、セキュリティの相談に応える日々。

だからこそ、「人と人との関係性を丁寧に紡ぐ力」が何よりも重要になるのです。

その根底には、GIV Wayで掲げられた「人を尊重する」「言葉を大切にする」という姿勢があります。そしてその姿勢は、社内だけでなく、お客様や地域社会への向き合い方にもつながっていると感じています。

一緒に働く「仲間」として、誰もが自分らしくあれる場所へ

私のように、体調に波のある人間にとって、「一緒に働く仲間として認められている」と実感できることは、何よりの支えです。

・体調が優れないときに、無理をしなくて済む空気
・発言しづらいときに、そっと寄り添ってくれる仲間の存在
・意見や不調を「ちゃんと聞いてくれる」という安心感

GIVでは、そういった“やさしさ“が個人の美徳としてではなく、「会社としての文化」として育まれています。制度と信頼。仕組みと空気感。その両方があって初めて、本当に“働きやすい会社“になるのだと思います。

この文化があるからこそ、新しく入社してくる人も「ここなら自分らしく働けそう」と感じられる。

そして、私自身も「この会社でなら、もっと誰かの力になれるかもしれない」と前向きな気持ちでいられます。

次回Part 4では、こうした“社内で芽生えた文化“が、どのように社外へと広がっていったのか。

そして、「青いハートプロジェクト」という取り組みへつながっていった道のりを、お話ししていきます。

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