- 2022.09.06
- ローカルビジネス
- 飯島
地方都市でベンチャーマインドを持ち続けるって難しい?
何度もお伝えしていますが、弊社は、埼玉県川越市でホームページや、ロゴ、チラシなどの制作をしているデザイン会社です。川越市の人口は、35万人(2022年9月更新 川越市HPから)です。県庁所在地でもあり政令指定都市のさいたま市は130万人。川口市の59万人に次いで、3番目の規模です。
同じくらいの人口は、奈良県奈良市や大阪府高槻市、東京都でいうと中野区くらい。人口で言えば、日本全国で50番台くらいの中核都市です。
それなりの規模ですが、都内に出るのに、30分ほどなので、ベットタウンとしても、とっても便利な場所です。ただ、逆に通勤に苦じゃない場所柄もあって、職場を都内に求める人が多いように思います。
そもそも「ベンチャー企業」とは?色々な定義はありますが、一般的には、起業したばかりで、新しい市場を開拓したり、事業を起こしている会社というイメージでしょうか。では、「ベンチャーマインド」とは?これまた、色々とありますが、ざっくりと、
・何事の主体性を持って取り組む
→こうしたい!こうなりたい!
・チャレンジ精神
→出来ないじゃない、やるんだ!
・変化を楽しむ
→昨日と今日が違う?喜んで!
・何でもやる
→あれもこれも、私ができる仕事だぜ!
という感じですかね。起業した人は、近しい感覚を持っていると思いますが、これを社員として働く側が持ち合わせているか?というお話です。
経営する側からすれば、こんな気持ちで働いてくれる人がいたら嬉しいですよね。でも、使い方(考え方)を間違えると、ブラック企業へ一直線となってしまいます。
働く側が、この意識を持てる時は、その先にイメージ出来る「何か」があると思います。例えば、
・持ち株もらって、上場したらお金持ちに近づける
・綺麗でかっこ良いオフィスで働ける
・仕事のできる仲間と切磋琢磨して自己実現を目指す
のような。だから、こそ、今は辛いけど、頑張れる。みたいな。
ただ、大都市圏に比べれば、これらの可能性を秘めた企業は圧倒的に少なく、この気持ちがある人は、やっぱり大都市圏に流れてしまいます。
という私も、新卒でとある企業に入社したときは、そこそこ給料もらえて、普通に仕事出来れば良いや。くらいで働いてましたが、「何かしないと」と思ったときは、やっぱり都内に出てました。
さて、本題に戻りますが、地方都市で、ベンチャーマインドを持ち合わせた社員と会社を大きくしていくことは難しいのでしょうか?
答えは、
わかりません!(笑)
なぜなら、私も毎日が試行錯誤だからです。あと、5年くらいしたら、もう少し、ましな答えが書けるかも知れませんので、その時は、また書きます。
ただ、起業して8期となり、ベンチャーというのか、零細企業というのか、微妙な弊社ですが、1つ言えることはあると思います。
社長がベンチャーマインドを失ったら、そんな社員が来てくれることはない。
22歳のときの私と同じく、近所で、そこそこの給料だから、と入社してくれた社員も大切な社員です。でも、その人が「ベンチャーマインド」を持ち合わせていなくても、それは社員のせいじゃないですよね。(面接しているの自分の会社の経営層な訳ですし)
でも、「やっぱり、うちなんかに優秀な社員が来てくれる訳ないよ」と諦めてしまったら、そこで終了じゃないですか。
会社を成長させようと思うのであれば、少なくとも社長は「ベンチャーマインド」を持ち合わせながら、常に社内外に「発信」をしていかないといけないと思います。(自分に言い聞かせてもいる)
そうすれば、いつか、その思いを理解した社員が、1人…また1人と増えていくはずです。
大事なので、最後にもう一度。決して「ベンチャーマインド」を押し付けては駄目ですよ。私を含めた中小零細企業の社長様「ベンチャーマインド」残ってますか?そして、発信していますか?